土地さがしのこつ

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土地を探しはじめて、まず目にするものが不動産のチラシです。ここには「売主が見せたい」情報は大きく、「あまり見せたくない情報」は小さく掲載されていることが多いものです。起こるトラブルのなかには、チラシをきちんと読んでおけば回避できるものもあります。いずれにしても、「不動産チラシは細かい字から読むこと」、これが鉄則です。不動産チラシにまつわるトラブルの一例を紹介しましょう。

  • トラブルケース1

    地下には防音室も作って、鉄筋コンクリート造の家にしたかったのに、「都市計画道路」の規制があって、地下室もダメ、鉄筋コンクリート造もダメ。木造のような解体しやすい建物しか建てられないなんて、聞いてないよ!

  • トラブルケース2

    「私道」に面した土地を購入したところ、私道持ち分(権利)がないため、工事の前に私道の使用許可をもらわなくてはならないことがわかりました。仲介した不動産会社にお願いしましたが「お客様ご自身で許可をとってくれ」の一点張り・・・。

  • トラブルケース3

    不動産チラシに掲載されていた「家の参考プラン」を見て、この大きさが建つとばかり思って買った土地なのに、いざ設計をしてもらったら予定よりずっと面積が小さかったんです。斜線制限のせいで3階が大きく削られるなんて、購入前には聞いていません!

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不動産購入時に仲介する不動産会社を、自分の意思で選べることを知っていますか?
一部の例外を除き、世の中で取引されている大半の不動産売買い物件は、どこの不動産会社を通しても購入することができます。では、どのような不動産会社に仲介してもらうとよいのでしょうか。

流れ
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土地探しのスタートから、土地の決済をして自分の所有する土地となるまでの基本的な流れをご紹介しましょう。

  • 情報収集
  • 購入したい土地の条件を不動産会社へ伝え、土地の情報をピックアップしてもらう。
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  • 土地見学
  • 土地があったら自分たちで見に行く。あるいは不動産会社の担当者と一緒に見に行く。
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  • お申し込み
  • 仲介を依頼したい不動産会社を通し、「この土地を購入したい」ことを申し入れる。
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  • 施主様からの回答
  • 売主から「売買に応じる」との回答がくると、売買契約に向けて正式な準備が始まる。
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  • 書類の準備
  • 仲介不動産会社は、売買契約書、重要事項説明書の準備に取りかかる。
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  • 土地の契約
  • 住宅ローンの抵当権がつき、土地の所有権が売主から買い手へ移る。
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